祝! 100回連載「民主党政権下の日本」高橋洋一in『夕刊フジ』

 今日で100回目、すごいですね。おめでとうございます。今日のテーマは菅政権がこれだけしてはいけない政策のブラックリストです。何を上げているのかは、それはコンビニなどでご確認ください。笑

 ここでは今日の記事で、前から思っていた点を高橋さんがうまく整理していただいた点を引用します。

菅首相は昨日のコラムで紹介したように、「増税すれば景気が良くなる」と信じている。さらに、無限の貨幣愛(モノよりカネを愛するので、デフレになるという考え方)も信じているので、増税財政支出、金融政策なしになる」。

 前半の増税なくして景気回復なしは、財務省理論
 後半の貨幣愛のため増税・財政政策や金融政策は景気回復に効果なしは、菅氏のブレーンと噂された小野善康氏の理論

つまり菅首相の脳裏に異なるふたつの理論が共存していることを高橋論説は示唆しています。簡単にいうと政策観としては支離滅裂。

支離滅裂ゆえに最強の機会主義者といわれる彼はそのときどきの最適な利害を求めて判断していくでしょう。つまりなんらかの政策への長期コミットは難しいという感じでしょうか。ちなみに「最小不幸の社会」というのは評判がいいようですし、すでに世論は財務省の誘導で、昔のように郵政民営化マンせ―(いまはだれもその逆行に反対してない 苦笑)の圧倒的支持のように、消費税増税が世論の人気を集めているようです。

ところで消費税増税という路線は、簡単にいうと「最小不幸の社会」というビジョンとは最も遠い税制ではないでしょうか? その検討はまた後日。

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