エリック・ロメール死去

 永遠に映画を撮ると思っていました。彼の作品は小品といわれるものまでかなり見ていてウッディ・アレンとともに好きな監督でした。ご冥福をお祈りします。

(付記)ロメールの作品は学生の頃に映画館で何作かみていたが(『緑の光線』など)、まとめて観るようになったのは最近である。『最後の「冬ソナ」論』を書く過程で、ロメールの四季シリーズとの対照を知りたかったのが契機である。その意味ではまだ若いファンなのだが、ぼくが好きなロメール作品ベスト5は以下である。年代順に並べる。一番好きなのはやはり『パリのランデブー』と『緑の光線』が譲らない形で並び、気分が違うときはそれを凌駕して『冬物語』のかな〜りわがままなw女性像や、『夏物語』のえんえんと続く海岸のだべり(ロメールはえんえんとだべるのが特徴だけどw)が好きになる。

1 緑の光線 Le Rayon vert (1986)→あなたは、緑の光線は見えた? どうなのよ?
2 冬物語 Conte d'hiver (1991) →ある意味で勝手な女だが、それでいいのだw(本当に彼女とか妻だとつらいかもしれないがww
3 夏物語 Conte d'été (1996) →延々と続く海岸というかだべり
4 木と市長と文化会館/または七つの偶然 L'Arbre, le Maire et la Médiathèque (1992) →なんといっても最後の唄でしょw
5 パリのランデブー Les Rendez-vous de Paris (1995) →二股するなかれw

冬物語 [DVD]

冬物語 [DVD]