改革バカがやるのは内向きなやる気ダウン改革ばかりという定番

 ニュースから

 (改革バカの発言)に対し、女性職員(30)が「ちょっと待って下さい」と立ち上がり、「今どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか。きれいなことを言っているが、あなたは労働者をバラバラにするようなことばっかり言っている」と反論した。:


 どこにでもある話。だいたいこういう改革バカの真の狙いは、誰か(自分より権力もってる人)へのこびや、へつらったりする動機にあるんじゃないのかなあ。つまりは自己保身。この場合の改革バカの「誰か」はマスコミや一部の市民だろうね。やる気を出させるならば、おおざっぱな業務上の努力に不釣合いなほどのお金を出すか(ええ、モラルハザードを産みますが、なにか? 黒木玄式管理法をいま試行錯誤で考えてますの)、いまよりもサービス残業を減らす=仕事やらずにさぼる、ほうが効果的なのにね。だいたい逆をやるだけ。


 府職員もお気の毒だけど、まあ、こういうの大阪府だけではなく、どの組織人も経験していることだから。ところで下の本を経済学にできないのか? 黒木玄式「適当」経済学。これがいま僕が萌えてるもの。まあ、あまり丁寧に説明しないで、言い切ると、いまの日本に必要なのは、さぼりたくてさぼる人がちゃんと生きてける世の中にすることじゃないかな。


適当教典 (河出文庫)

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(補)ちなみにこのエントリーと似た趣旨は『不謹慎な経済学』の第2章、第6章をご覧ください。