手塚治虫&水木しげる&毎日かあさん


 第一弾はすばらしい作品選だったのに、今回のは「カノン」がぎりぎりぐらいで、後は凡作か時代遅れ感濃厚な作品ばかり。なんでこうも格差が? 石子順の解説もがっくり。


手塚治虫「戦争漫画」傑作選〈2〉 (祥伝社新書)

手塚治虫「戦争漫画」傑作選〈2〉 (祥伝社新書)


 水木しげるの『死神大戦記』の方は、なぜか単行本の上巻だけもっていたのでこの再刊は個人的に嬉しい。単行本だと上巻の内容がだいぶ文庫本の下巻に収録されているので、単行本の下巻には別な作品も入っていたのかもしれない。作品の出来としては、異世界大戦争の緊張感はあまりなく、どちらかというとまったりした感じ。最後は大霊界めぐりみたい。立ち読みですましてしまった。(ーー;)。


 稲葉さんが『インビテーション』で薦めていた『毎日かあさん 出戻り編』を読む。保育園のエピソードなど子育てで思い当たることだらけである。