『秋へ』&『愛するときに話すこと』&『毛皮のエロス』


 というわけでもうだいぶ前に見たのを三本。韓流映画の方はまだ日本で未公開(最初のは秋に公開、後のは韓流フェスで公開)なのでVOAで視聴。『秋へ』(邦題『ノートに眠った願いごと』)は10年前の韓国のデパート崩落事故を契機として、その事故で恋人を失った男の運命の旅路を描く。僕はなかなかいいと思ったがVOAだと地下の場面がはっきりしないので少し残念。目当てはまたまたなんだがオム・ジウォン(笑


 後者は『秋へ』でも主演していたキム・ジスが前者よりなんかぱっとしない役作りで、親の残した負債に苦労している女性を描き生活臭120%を画面いっぱいに展開している。まあ、正直つまらなかった(;;)。



 さてまだ届いてないけれども最近、二コール・キッドマンを扱った本格的な研究書まで出たのだが(そのうちここで紹介したい)、彼女の新作『毛皮のエロス』がもうDVDで登場。フリークスを撮ることで自らの埋もれていた才能に気が付き、家族から自立していく孤独な写真家ダイアン・アーバスへのオマージュ(伝記映画ではない、と冒頭でクレジットがでる)。全編になにか神経質的なものを感じる。これを繊細ととると病的なものと感じるかで評価が分かれるだろう。


 しかしキッドマンは自らも写真に関心があるのだろうか(それとも被写体代表かな?)。マリオ・ティスティノの新しい写真集にはしがきを書いているようだ。まだ出てないけど、どんな文章を書くのか知りたい。