ピーター・タスカ『ニューズウィーク』日本版での日本銀行批判


 kmori58さんから教えていただいたので周回遅れですが、さきほど読みました。タスカ氏の従来の主張は知らないのですが、前川レポートの援用やアジア経済危機は円安によるアジア諸国の競争力の削減+日本の投資による資産バブルとその破裂が原因、というそこかしこでこの論説からは僕とは意見が違うなあ、という感じですが、ただ日本銀行金利引き上げにともなうデフレリスクは共通認識です。


 「バブル恐怖症に駆られた日銀の利上げは、財政赤字恐怖症に駆られた財務省増税と同じで、アンチ成長、アンチ消費という日本の政策当局の偏向ぶりを示している。彼らの言うことは、聞いているだけでも気分が暗くなる。誰でも買い物はやめてごろ寝していたほうがましだとおもうだろう」。