稲葉振一郎・立岩真也『所有と国家のゆくえ』

 
 立岩所有理論、さっぱりわからない。


 「再分配しかしない最小国家」あるいは「分配する最小国家*1って何?


 意味不明・曖昧模糊としてて通読できませんでした。明晰な説明が可能な事態をわざわざなが〜い文章でわからなくしているようにしかとれない。


例えば次のような表現は慎重?丁寧?厳密?それ以外?の何かを意図して書いていると思うんだけど、端的に何いってるのか意味がとれない。


「成長を目指さない
 国民に人気があり十分独立採算でやっていける人々の税金による扶養など、不要なこと(というより、負担の強制について正当性を調達できない行い)は多々あろうが、大きい費目としては経済政策がある。少なくともこの国のような国で強制的に徴収される税を用いた成長政策は不要である。ただ、市場において景気変動が必然であり、そこで経済の安定性を確保する政策を行うことが認められるなら、経済の調整と成長政策とをどのように区分けするのかといった問題は出てくる」(同書57頁、立岩レジュメより)。



 あの〜よくわかりませんが、税を徴収して誰かどこかに配分するというのはまさに「再分配」でして、これを否定すると「再分配だけする最小国家」というのがよくその理解が……。

 それとも「強制的」に力点が置かれていてボランティアに国家に資金を国民が拠出するのでしょうか? それって安倍晋三の「ボランティアの義務化」と同じじゃね? 爆


 あるいは「再分配」は税によるものではなく、例えば僕が車を所有しているとして、それがある日、国家(サービス生産をしない国家だそうで理念的にはなんでもありだが実際にはイメージしずらい)がその所有権をある種の基準から他の誰か、どこかのものにする、ということでいいのかしら? 


 でもこれも「お金」の所有権の「分配」なら税と同じですが(ーー)。現物ということだけ? もしそうならなんでそんな「区分け」すんの? 


 立岩さんの発言すべてに感じるのはわざわざ無駄なことやってそんで成長もしないでみんなでパライソさいくだ、ぜうす様、という印象が*2


 いまごちゃっと書いたけど僕にはあの〜その〜いいたくないけどエコミシュ逝きのようなその〜いいにくいのですが……。


 だれか助けろ(≒教えて)w

 僕のような現代思想デバイト」爆笑 には理解不可能です。半分まで読んでやめました。稲葉さんの発言だけ仕切りなおしで拾い読みするかもしれませんが。すみませんm( )m。

(関連ブログ)

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060904/
http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20060904/1157379342
http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20060902
http://d.hatena.ne.jp/dojin/20060904

*1:例えばこのリンク参照http://www.arsvi.com/0w//ts01/1999001.htm

*2:つうか、また本田さんみたいなタイプの「戦略家」に力貸すの、あるいは説得しようとするのはもうやめれ。 と書いたが、いや、そういう苦行が楽しいんだったらとめんけどもww