日経新聞の「子猫殺し」の記事について


坂東眞砂子氏の例の記事について


http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/770743.html


 ほかのブログや掲示板での反応をすべてみたわけではないけれどもやはり人間のエゴ論に基づく批判が中心になっている印象。ここでは過去に猫の本を書いた経験(リンク先の本はペンネームで書いた)からいうと、やはり避妊手術をうけさせたほうがいいでしょう。

 なぜなら避妊しないで子猫を捨てる →一部は記事のように死ぬが、一部は生き残る →生き残った猫たちは生殖して雑種化がすすむ → サモアでも血統書つきの猫が取引されている≒ペット市場が成立している →(いろいろな条件を一定とすると猫の雑種化がすすむと)猫≒ペットの市場価値が低下する。

 通常の右下がりの需要曲線を描いてそれが左下方へシフトする状況。サモアで取引される猫の評価が雑種猫によって一種の外部効果を与えられたと解釈することが可能でしょう。この反対は例えばサモア産の猫が市場でペットとしての高い「評判」「名声」「ブランド」を獲得する場合などが想定される。

 猫の市場価値があがると猫を放棄することの抑制にもつながっていくと思いますが、どうでしょうか?