某所で梶ピエールさんにサジェスチョンを受けたので、アメコミ論戦の延長ものとの掛け合わせでこれからの研究方針を考えてみることにしますた。
あの論戦ではコミックコードの問題と50年代アメコミ市場論の闘いがあったわけです。
で、注目しているのが、増田本ではコミックコードの導入の契機ともなったかのように書かれている朝鮮戦争ものに貢献していたHarvey Kurtzman
http://www.bpib.com/illustra2/kurtzman.htm
http://lambiek.net/artists/k/kurtzman.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Harvey_Kurtzman
http://en.wikipedia.org/wiki/Frontline_Combat
に関心がありますね。
もちろんTyler Cowenの文化経済学の適用も行っていきたいと思っております。
このハーヴィー・カーツマンは『モンティ・パイソン』などで有名なテリー・ギリアムとの関連性が濃厚です。
実は私、この『モンティ・パイソン』が東京で12チャンネルで初放映されたとき(中学1,2年なので1975,6年くらい?)の大ファンでして、毎回、そのおちをクラスのご〜〜〜く一部のすき者アホ学生と一緒にネタのおさらいをした経験がございます。あの「足」がいきなりでてくるところは秀逸でございますなあ。
そういうわけで、アメコミ市場の分析+カーツマン+ギリアムの映像論の掛け合わせでしばらくネタを追及してみたいと思っておりやす。
ちなみに私、このモンティ・パイソンは中学以来、一度も見てはおりません。こう書くと失笑されるかもしれませんが、子どものときの原体験を大切にしたいがため、そのイメージの齟齬をいまだにおそれているのでございますw
ギリアムの映画作品はほとんどみているのですが……。
ただみてないうちの一作が『ラスベガスをやっつけろ!』でして、その原作を訳しているのがなんと山形さんではあ〜りませんかw
『ラスベガス・71 』Hunter S. Thompson、山形 浩生訳
絶版でございますか? ただし筑摩書房のはせどりにせどられて高値安定なのにくらべるとまだ良心的な価格設定でしたので古書店で即注文しますた。面白いところでつながりました。