20年ぶりの低水準!日本の失業率3.1%に低下す!

 日本の(完全)失業率が3.1%という20年ぶりの水準に低下した。私見では日本の構造的失業率は2%台の後半のどこかにあると思う。ただし構造的にみえて循環的な部分もあるだろう。いずれにせよ重要な通過点であり、そのほかの雇用指標も改善が継続している。ピークアウトのようにみえて、今回の「雇用ありの経済回復」は堅調である。景気は下降局面にあることは間違いないので、これを最短で切り上げる政策の動員が望まれる。過度な悲観は禁物である、と雇用指標は我々に教えている。

陰鬱な日本の経済学者からの良きニュース(若田部昌澄、浅田統一郎、野口旭各氏、安倍首相と面談、リフレ政策を解説す)

 本日のロイター他のニュースから、26日、中原伸之元日銀審議委員、そして若田部昌澄、野口旭、浅田統一郎各教授が、安倍首相と面談し、経済学者三氏がそれぞれ首相に自説を解説したという。野口さんは「ケインズ2.0」、浅田さんは財政政策とリフレ政策の両立を、そして若田部さんは貧困対策をと、我々リフレ派のフルメニューを首相に話した模様である。

 わずか一時間ほどだと思われるが、現役の首相、しかもアベノミクスの第一の矢でリフレ政策を採用する首相に直接、リフレ派の中心メンバーがその自説を解説したことは歴史的にも重要なことだと思う。一回の面談ではあるが、首相の経済観を補強することにつながることを折念する。

安倍首相が3経済学者と懇談、反緊縮財政や貧困対策など議論(ロイター) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000050-reut-bus_all