2007-11-09から1日間の記事一覧

自殺と景気循環、社会的要因

『自殺対策白書』の内容はまた後日として、表題の問題は、野口旭さんとの共著『構造改革論の誤解』(2001年、東洋経済新報社)で岸田研作氏らの分析を紹介してから、失業率と自殺の変化率との関係に注目してきました。その後、2002年に出した『日本型サラリ…

小峰隆夫&日本経済研究センター『超長期予測老いるアジア―変貌する世界人口・経済地図』

近所の本屋で昼飯の後の散歩の帰りにみつける。財布もってなく小銭しかないゆえ買えぬ。笑。 しかし立ち読みしただけだが、これは面白い。2050年までのアジア諸国の人口動態や構成比の変化からいくつもの興味深い経済予測をしている。個人的にはこの種の人口…

橋本努『帝国の条件』

手元にようやく届く。明日の研究会のために購入したのだが、これは分厚いな。たぶん全部読めない。それに行くかどうかは明日の気分次第。いま構想中の「生存権の経済学」(仮題)と関連する小テーマもあるようだ。 帝国の条件 自由を育む秩序の原理作者: 橋…

 The Circle of Guilt(Fredric Wertham)

個人的には『帝国の条件』よりも同時に届いたこのワーサムの本の方が今読みたい気分なのですが。これからたぶん来年の頭にかけてワーサム関連(アメリカのメディア史を含めた広範な話題)を集中的に読んでいくでしょう。考えたら僕はメディア史研究会にまだ…

いや、僕はユニクロじゃなくて……笑

栗原裕一郎さん曰く http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20071109/1194547048 いわれてみれば(僕は)微妙に距離を置いてる「リフレ政策を機動せよ」キャンペーンよりも、偏屈系の僕や稲葉さん(失礼)がユニクロのブログパーツを貼っているのはそれはそれでた…

ダビッド・ベー『大発作』

フランスのマンガ(BD)の傑作。最初だけ紙芝居をみているような静的な感じがするが、次第にある一族の盛衰史として時間も忘れて読める。今年度屈指の読書体験になった。高価だが十分に価値がある。図書館などで購入依頼して読まれてもいいのではないかと思…