2007-04-15から1日間の記事一覧

 高行健 『ある男の聖書』

ある男の人生を過去=「彼」、現在=「おまえ」と書き分け、それが交錯するなかで光と影の淡いとしての人生の実存を描く作品。この淡いを鮮明にしていくのが、本書でも力点が置かれている性的体験の描写である。「彼」が経験した文化大革命の時代は、単純な…

 ゲーリー・ベッカー、日本の経済格差を語る

月曜日に発売の『週刊東洋経済』にベッカー先生登場です。これは必読でしょう。さすがベッカー先生、バシッと語ってもらってます。1 日本の経済格差といわれている問題は不況のせいなので、あと1〜2年*1もいまの景気が続けば経済格差と騒がれている問題の大…