ナイアル・キシテイニー 『若い読者のための経済学史』(すばる舎)

経済学の歴史を簡潔で明瞭な解説で書き上げた、キシテイニーならではの良書。経済学初心者にもまた専門家にも、経済学の重要性とその知的な刺激を物語のように理解させることに成功している。

 

本書は最初からでもまた気に入った箇所から読んでもいい。個人的なおススメは飢餓と権限、人間開発指数を扱った「虐げられた人々」と、女性への深刻な差別やフェミニスト経済学を扱った「消える女たち」の章。

 

ぜひ夏休みの読書のひとつに! ちなみにゼミ生の夏休み指定図書ですw

 

 

若い読者のための経済学史 (Yale University Press Little Histories)

若い読者のための経済学史 (Yale University Press Little Histories)