2014年ノーベル経済学賞はジャン・ティロールに

 今年のノーベル経済学賞は、ジャン・ティロール(Jean Tirole)が受賞。
 ティロールの金融危機の経済学にはあまり感心しなかったが、彼のテキストは僕の大学院時代の定番だった。いまは知らないけど。それと米国の論者たちはフランス人であることに注目している(学位はMITだけど)。フランス人の受賞はモーリス・アレ以来みたい。

 Justin Wolfers氏が以下の図表で、ティロールはずっと下馬評の上位だったと注記している。この図表をみると日本人は清滝教授が最も可能性がある。おそらくMooreとの共同受賞とかそうなるのかと期待。一部ではすでに村上春樹状態(笑)といわれるほど日本人の経済学者たちには待望されてるけど、この図表をみるとまだまだ上には何人もいるね。


出典:Kellogg School and NU Economics faculty predict the 2012 Nobel Economics laureates

The Theory of Industrial Organization (MIT Press)

The Theory of Industrial Organization (MIT Press)