備忘録(豊崎由美×栗原裕一郎 いつも心に太陽を 第四回に参加)

いつも勉強になりまくる石原愼太郎文学のトークイベント。これで四回目です。

今回は石原の初期短編を読解していきますが、石原の短編のよさがよくわかる、という本来の趣旨であるdisる、観点がいまやかなり後方にいってしまってますww。そのうち劇的に修正されることでしょうw。

動画は以下。また少しだけ途中で余計なことをしゃべっている小声な僕がいるはずですw。番組では57年をなべ底としていますが、正確には57年後半から58年が不景気ですね。かなりの成長率の屈折が起きてます。この時期は、前回にもコメントしてますが、『経済白書』が「もはや戦後ではない」と戦前のピークにまで達していた日本経済を悲観してました。その後にこの景気の屈折ですから悲観論は拍車がかかったと思います。これを払しょくしていくのが60年の池田勇人内閣の登場でしょうね。本当に経済悲観派(停滞&財政均衡&好デフレ)と経済楽観派との戦いは長い歴史がありますね。石原の作品に同時代の雰囲気がどれだけ反映しているかを楽しむのもこのトークイベントならではです。

http://www.ustream.tv/recorded/23822231