辻本力編『生活考察』を頂戴する(Music For Dishwashing、労働歌、作業効率とユーモア)

 昨日の暴風の中荻窪ベルベットサンに栗原裕一郎さんと豊崎由美さんとの石原愼太郎をめぐるイベントにいってきた。まだプレ段階なんだそうだけど、一年かけてやるそう。面白そうなのでできるかぎりこれからも足を運びたい。

 そこに来てた辻本さんから『生活考察』の第三号を頂戴する。実は買うつもりだったので恐縮です。この特集の中で「Music For Dishwashing」という荻窪ベルベットサンでのイベントを再構成したものに、そのイベントにも参加した円堂都司昭氏、栗原さん、蓮沼執太氏との三人の対談が興味深かったからだ。

この対談やまた円堂氏の追加インタビューでも話題になっている「労働歌」は、社会政策を研究すればだれでも興味を持つ分野だろう。例えば古典のひとつとして、福田徳三のドイツ留学のときの先生のひとりであるドイツ歴史学派の泰斗であるカール・ビュヒャーが「作業歌 労働とリズム」を書いている。

僕自身は、労働歌よりも、作業現場における「冗談」「軽口」「ユーモア」などが作業効率にどう影響を及ぼすのかが、気になってしまい、そっちの研究をいつかしようかな、と思って文献だけは集めているw 暇人な研究ですたいw

生活考察の販売についてはこちらから:http://d.hatena.ne.jp/fiddle-stick/20120313