まだ手元にないけれども発売中。
http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_80606.html
- 作者: 松尾匡
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/06/06
- メディア: 単行本
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(付記)メーリングリストで内容項目が流れてきたのでこちらでも紹介。個人的にいえばマルクス経済学(と限定しなくてもある種の社会政策論一般)でいまも価値を失わない観点は疎外論じゃないか、と僕は思っている。実際に日本の社会政策の解釈に少なからざる影響を与えている辻村江太郎氏の拡張パレート図表(現代的な作図法としてはひょっとしたら問題ありげだけどいまはよく考えないでスルー)を用いた社会政策の経済的基礎なんか、疎外論として読むことができる。この辻村理論も基本は「労働は商品ではない」という観点で、いまの新古典派的経済学とは異なる。
目 次
第1章 「はだかの王様」で世の中を見ると
第2章 おカネはどうして通用するのか
第3章 「疎外」ということ―「はだかの王様」の哲学
第4章 資本主義経済の仕組みを疎外論で説く―価値・価格・搾取
第6章 ゲームに理論よる「はだかの王様」型制度分析
第7章 制度の変化のゲーム理論分析
第8章 疎外なき社会を求めて―今できることとできないこと
(付記その2)献本いただく。ありがとうございます。しかし本当にマルクスなんだなあ 笑。