安彦良和&『ナチュン』&『それでも町は廻っている』


 安彦良和氏の作品をまとめ読み。体調が悪いとなぜかコミックを読むオレ田中。


 『虹色のトロツキー』、(econ-economeさんにおススメいただいたので読んだ)『ナムジ』、『神武』全巻……名作といわれているだけあり面白い。日本の歴史と戦争についての安彦氏の考えが随所に出てくるが、それが物語の進行の邪魔にはまったくならないのが見事。


 伊藤剛さんがNTTウェブでおススメの『ナチュン』1,2巻……これは拾いもの。沖縄の漁師生活の断面と謎の半分脳みそのない数学者がもたらす「世界征服」の悪寒。こういうゆっくりしたテンポで謎が深まる作品は大好き。『謎の彼女X』もあるし、これからやはり『アフタヌーン』は毎号読むかな←月刊単位のものは忘れやすい。


ナチュン(2) (アフタヌーンKC)

ナチュン(2) (アフタヌーンKC)


 大塚英志関連
 『逆走少女』第1巻……それなりに面白い。
 『多重人格探偵サイコ』1〜11巻……いまさら読んだ。みんな多重人格になって終り、という展開に近づくにつれてどうでもいい代物になっている。最初の数巻はすごく面白いのに。多重人格物は人格数を増やせば増やすほどつまらなくなる、という法則があったり。

 

逆走少女―終わらない夏休み (電撃コミックス)

逆走少女―終わらない夏休み (電撃コミックス)

 石黒正数それでも町は廻っている』1〜3巻……1、3巻がおススメ。こういうご町内ものは大好きだったりする。

 

それでも町は廻っている 3 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 3 (ヤングキングコミックス)


「おススメ」で思いだだしたが、『覚悟のススメ』も全巻読破していた。これはよかった。ただしラストが微妙っていうか、あれでいいのか? 笑。