安藤健二『封印作品の闇』


 オバQ音頭のソノシートを買ったことのあるオバQ第一世代の田中です。ラーメンたべる小池さんが好きでした。というのはラーメン屋さんが昔住んでた家の隣で、小学校から帰るとその匂いが空腹の子供のお腹の虫を直撃しました。小池さんの食べる(想像上の)ラーメン臭とそのお店のラーメン臭が、そのときから40年近くの時を越えていまも絶妙のシンクロで、鼻先に漂います。あと盆踊りといえば僕らの世代はオバQ音頭で「キュ、キュ、キュ」が定番でしたが、いまはもちろん違うでしょうね(高橋Qちゃんあたりが最終ランナーなのかな。応援しなくちゃw)。


封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで (だいわ文庫)

封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで (だいわ文庫)


 というわけで本書のオバQ復刊不可能の真相のためだけに購入しました。で、こんな時間まで読んでいるのは昨日の半熱中症ともいえる状態で体調最悪のため寝られないからですが(ーー)。それでもこの作品に大いに慰められました。著者の安藤氏の執念の取材には敬服しました。そうえいばこの著者の『封印された『電車男』を例の2ちゃんねるで例のアノシトが書いたw、「経済学がこの世から消えたら… 」を書籍化する際の参考のために読んだっけ。そういえばあの企画も封印? ってかオレ(たち)が忘れてただけじゃん(w しかし2ちゃんねる新書という一昔前では信じられないカオス的新書がでている今、あの話を誰かさんのきちんとした注釈つきで出してもいいんじゃないかな。あの未完のところが逆に読み手の勝手な空想を刺激してナイスだし(封印的死語つこうたw)。