舞台は海上の石油掘削所という閉じられた空間なのに、主人公たちの心の推移が内的な旅を描いているので、世界が次第に開かれていく気がする。もっとも世界が開かれたといってもそれは恐怖でもあり、また現実ともいえない夢のようでもある。サラ・ポーリーとティム・ロビンズ、それに脇の演者たちも印象深い。好みが明白にわかれる作品。僕は今年みた映画の中でも屈指の作品。何気なくレンタルしただけにこの作品の内容に驚いたというのが正直なところ。
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
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