ハミルトンのアメリカ不動産「バブル」とその崩壊への診断

http://www.econbrowser.com/archives/2007/03/bubble_bubble_t.html


 資産バブルを公衆の価格期待だけに依存する現象と定義した上で、ジェームズ・ハミルトンは各州の不動産価格の変化率と各種要因(利子率、雇用成長率、人口成長率)で推計した結果、過去の不動産「バブル」もその現状の崩壊もともにバブルではなく経済のファンダメンタルズによるものだとしている。過去の不動産価格の高騰はその地域の人口増加率、雇用成長率の上昇や利子率が低いことで説明でき、またいまの不動産価格の低下は失業の悪化、域内の景況の悪化で説明できる、というもの。