小沢一郎の経済政策観を考える


と書いたが……

 品切れしているらしい『小沢主義』がやはり近場の中規模書店数件で手にはいらないので、代替物?の小沢一郎『剛腕維新』をペラペラと。


剛腕維新


 経済政策に関する意見だけフォローしようとペラペラしているが、ほとんど何も無い。(@@;)。

 全般的に「説教とモラル」が中心のような気がする。福井総裁問題、ホリエモン問題、さらにはニートについてもそれは本人や市場社会や親などのモラルや何か(よくわからないのでX(エックス)としとく)が精神や心や武士道wなどから欠けているために起きるものという認識を小沢氏はお持ちであるようだ。

 財政赤字問題もいたずらにハイパーインフレの危険を主張しているのみである。まあ、日本型雇用のいい部分に注目しているのもいいといえばいいが、これは基本的に放置しとけばいい論点だからなあ。

 本書の核心?部分は以下の引用で足ると思う。

「僕は色紙を頼まれると「百術は一誠に如かず」「無心帰大道」などを好んで書く。これらは職業や地位、性別、年齢などの区別なく、日本人が伝統的にもっていた精神であり、武士道にも通じる。戦後60年、失われつつある日本人の精神を取り戻すことが簡単ではないが、武士道(引用者注、これは新渡戸稲造の『武士道』のこと)が改めて読み直されることには希望を感じる。ただ、これらを形式的に押し付けることは良くない。愛国心もそうだが、社会や学校、地域、家庭を通じて、自然に心の中に宿るようにしなければならない」。

 自然に「日本人の精神」が育成されるのが重要だとおっしゃるのでしたら、ぜひ(安倍氏の)ボランティアの義務化には反対してくれますよね? 笑)。

 安倍後継首相の『美しい国へ』を物好きに購入したついでに物好きに購入。ブックオフへゴーw