ビットコインと中国バブルの経済学入門ー話題の〇〇で理解する、わかりやすい経済のはなし (田中秀臣、田原彩香、遠藤やすは)

 ビットコインとは何か? そもそも貨幣とは何か? この話題を中心に前半を構成し、後半は受講者の皆さんからの直接の質問に答えていきました。毎回多数の質問を頂戴して感謝です。

 今回は準備段階で、いろいろなビットコイン関係の書籍を読みました。ほとんどがデフレ的な経済観の人たちなので別な意味で興味深かったですね。バブル、ハイパーインフレなど資産価値もしくは貨幣をめぐる話題についてまた時間があれば話してみたいです。

 番組は運よく継続できますので、またよろしくお願いします。次回は日本の長期停滞について本格的に論じたと思います。経済時事テーマの中核なので受講者のみなさんのご参加をお待ちしています。それと番組は無料で生放送がみれて、またコメントもできます。ぜひお気軽に。

https://schoo.jp/class/4259

出演者のみんなと

それと今回読んだ参考文献を以下に。

この東洋経済の特集は便利でした。

これでわかったビットコイン: 生きのこる通貨の条件

これでわかったビットコイン: 生きのこる通貨の条件

番組でふれたコチャラコータの論文の解説は以下に収録された小島論文にあります。
現代思想 2017年2月号 特集=ビットコインとブロックチェーンの思想 ―中心なき社会のゆくえ―

現代思想 2017年2月号 特集=ビットコインとブロックチェーンの思想 ―中心なき社会のゆくえ―

岩井さんの「貨幣の自己循環的論法」の解説はこれに。コチャラコータのマネーは記憶論文とほぼ同じです。
経済学の宇宙

経済学の宇宙

田中秀臣「現代経済学の呪い」後編in AJER

 「現代経済学の呪い」後編です。厚生経済学の基本命題、パレート最適(効率)、完全競争などの基本概念を説明し、さらに市場の限界ということで、オイゲン・フォン・ベーム=バヴェクと安田洋祐さんの問題意識を紹介していきました。

https://www.youtube.com/watch?v=o6oFgrdnVws

オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルクの書籍は以下の翻訳です。

経済的財価値の基礎理論―主観的価値と客観的交換価値 (岩波文庫)

経済的財価値の基礎理論―主観的価値と客観的交換価値 (岩波文庫)

また安田さんの論説は以下をご覧ください。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/032900296/

厚生経済学の基本命題など今回扱った話題をわかりやすく解説した基本書としては以下をお勧めします。

スティグリッツ ミクロ経済学 (スティグリッツ経済学シリーズ)

スティグリッツ ミクロ経済学 (スティグリッツ経済学シリーズ)