さらに深まるデフレ

統計局ホームページより。本日発表

(1) 総合指数は平成17年を100として99.2となり,前月比は0.5%の下落。前年同月比は0.9%の下落となった。

(2) 生鮮食品を除く総合指数は99.0となり,前月比は0.3%の下落。前年同月比は1.1%の下落となった。

(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は96.9となり,前月比は0.3%の下落。前年同月比は1.5%の下落となった。

 デフレはより深まりの度合いが進展し、また為替レートは実効ベースでみても円高の水準がリーマンショック直後の水準にまで戻り、これで完全に無策のまま放っておけば、円高トレンドがリーマンショック以降、少なくとも現時点で二年、これからもさらに最低でも1、2年は継続しそうな予感。産業の空洞化は進み、国内の雇用は低迷し、もちろんロストジェネレーションの最初の世代は高年齢化し、一層困窮、また第二世代も誕生する。本当にこの国って頭大丈夫なのか?

「政府と日銀」がセットで認識されてきた

最近、ようやくデフレや円高などの景気問題の諸側面について、「政府」だけだった従来の報道の主流が、若干変化して「政府と日銀」を対にして報道することが多くなった印象を持ちます。これがさらに日本銀行の問題の指摘へと接続することを願います。

各処から以下のような声がもっとあがることを期待したい。

円高とデフレの対策求める 全国知事会PTが緊急声明
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100826/mca1008262130029-n1.htm

僕の処女作『沈黙と抵抗』

 そろそろ出版して丸9年。ぜひ読んでほしいと思っている本。いまから考えるとかなり短期間で準備して脱稿している。自費出版で二分冊つくり、その後に全面書き変えて本にしました。

沈黙と抵抗―ある知識人の生涯、評伝・住谷悦治

沈黙と抵抗―ある知識人の生涯、評伝・住谷悦治

山本幸三『日銀につぶされた日本経済』

 群馬に久しぶりに行きまして頂戴していたことに気が付きました。どうもありがとうございます。

 実はすでに購入してました 笑。山本議員がいかに国会の場で歴代の日銀総裁や幹部の面々と論争していたか、その記録がとても参考になります。ここまで金融政策について専門的な応酬はたぶん他の国会議員でできる人は日本でもきわめて少ないと思います。

 国会の場でどのような質疑が行われ、それが後々どのように私達の生活に影響を及ぼしていくのか、それが俯瞰できる書き方になっているところが最大の魅力です。

 山本議員のホームページには質疑応答の模様の動画も簡単に見れますhttp://www.yamamotokozo.com/

日銀につぶされた日本経済

日銀につぶされた日本経済