インフルエンザにはご用心を

 21日から急速に体調が悪化して、インフルエンザに罹患してしまいました。まだ微熱があるのですが、締め切りが一件(某誌に山形さん訳の『服従の心理』の書評を書いた)あったのでそれを若干意識朦朧(笑)の中でこなしたついでに、ブログの方も久しぶりに更新。病院にいって気がついたのですが、猛烈に流行しているようですね。皆さんもご用心ください。僕も中高年ど真ん中ですので、正直、インフルエンザの高熱には今回疲れきりました。こじらせないように自宅でのんびり週末はすごすつもりでいます。しかし昨日の夜は、昭和恐慌研究会の拡大新年会が都内某所であったのですが、それに参加できなかったのが残念ですねえ。

というわけで完全回復するまでこのブログは低空飛行になると思います。

『環』特集:世界大恐慌か?

 藤原書店の『環』36号が届きました。ありがとうございます。同誌に「世界同時不況をめぐる「危機的状況」」を寄稿しました。よろしければご参照ください。今回の世界大恐慌特集で読むべきものは、若田部昌澄さん「世界大恐慌の教訓」(語りおろしで非常にわかりやすい)、安達誠司さん「一九二九年株価大暴落のメカニズム」(今般の危機との共通点などがクリアに整理)、原田泰さん「アメリカは何を失いつつあるのか 金融機関救済とアメリカの「自由」」でしょう。

 同誌はほかに一海和義さんの特集、猪木武徳先生の『道徳感情論』が面白かったです。他はちょっといまは読む体力がないのでスルー。