おいらがもしもあさなまをつくったら

 本屋の平積みとかにあるインチキ恐慌本やアンチアメリカ本じゃなくて、なおかつ日本銀行財務省に一杯飲まされてる連中でないもので構成するとどうなるかなあ? ともかく聴いてて勉強になる人がいい。「論争」にしなくちゃいけないのでそこで一工夫しなければ

 司会:宮崎哲弥
 進行:押切もえ

 政治家そんなにいらないw なんでテレビみてる人は政治家のテレビ出演をありがたがるのかまえから不思議。正直、政治家いい案ない。
 自民党佐藤ゆかり
 民主党馬淵澄夫
 その他の政党:誰でもいいw

 竹森俊平
 高橋洋一
 上野泰也
 北野一
 原田泰
 リア・ディゾン
 リチャード・クー
 副島隆彦かもしくは完全代替として唐沢俊一

これ以上、株価の不安定な変動や円高を加速化させない、というか不況を押し留めるひとつの方法

 ここで暗黒卿ならば株価や為替レートの変動と金融政策のスタンス(マネタリーベースとかなんでもいいけど)を持ち出してグラフ化して説明するという策にでるかもしれませんが、僕はまあ、以下の数行ぐらいで留めたいと思います 笑。

 日本銀行が「不況でも利上げスタンスを変更しない」というイデオロギーを捨てて、「不況では利下げやお金の供給=量的緩和など積極的に行うという世界のどこでもとられているスタンス」に変更すること*1

 それ以外は資産価格の不安定性は当分繰返すでしょうね。日本銀行の政策スタンスの変更以外は神頼み(=外国まかせか、国民がええじゃないか状態になるか)か、もしくは株価の上げ下げに一喜一憂しないでいいでしょう(特に日本の景気悪化や資産価格の不安定性に日本銀行の政策は関係ないと強弁する人は自然とそういうことを選んでいるわけですから、慌てない慌てない 笑)。

*1:もちろん名目経済成長率目標をたててもらいたいところですが、日本銀行は政府に追随してくれるだけで異常に低い名目成長率目標の策定にくわわってもらうのはかえって国民の福祉に逆らうので「独立性」の観点から黙っててくださいw

気のせいかもしれないが毎度……選挙に消費税を議論?

 今日の朝日新聞を読んでいて(ほかの新聞はまだ読んでない)、麻生首相が選挙で財源を明示したりすじみちを示すために消費税論議をする、というのが大きくでていた。

 しかし仮に首相が本気で最優先で景気対策をしようとするならば、減税の財源に増税をする(厨房でもわかると思うが、その効果はプラマイゼロに動くだろう。時間の間隔をあけても今日10万円もらえるが明日10万円返すようにといわれたらあなたはそのお金を使うだろうか?)ということを同時に掲げるのは、景気対策への本気度を十分疑わしくするものだろう。本当に首相がそう発言し本当に議論する気なのか、あいかわらず日本の新聞をよんでもよくはわからない。

 埋蔵金を財源に、という最近の新聞での説明があるが、これもそのまま真にうけると、「今日10万円もらえるが明日10万円返す」という話ではなく、「国には10万円余分なお金があるから今日10万円あげる、返さなくてもちろん結構」という話に近い(少しちゃんと議論すればこの比喩ではもちろんダメだがいまは別に頓着しない)。埋蔵金の利用の方が景気対策としては効果がありそうだ。

 もし政府が考える景気対策が、単に国民を貯金箱代わりにするのではなく、お金を使ってもらいたいと真剣に考えるものだったら、いまの減税の財源のために増税議論をすることがそのまま景気対策をただでさえダメなのにさらにいっそうダメにして阿呆なものにすることにきがつくはずだが……。つまり「財源のすじみち=増税をちゃんとするのが責任ある政党」というのは、景気対策最優先を唱える政党が同時にコミットすることは、責任ある阿呆になるよ、と公言しているのと同じに思えるのだ……*1

 しかし毎度、選挙になると「消費税の本格争点化」みたいな記事がでるのはどうしてだろうか? 財務省のどこかからでもデンパがでるわけなのかな?

*1:まあ、どうせなら「阿呆にでもできる流動性の罠脱出法」の方に責任ある阿呆ぶりを示してもらいたいものだけどねw

朝まで生テレビ!「激論! 世界金融危機とニッポン」

 僕の周囲でも今日の出演人選にかなり失望感がある。せっかく何十年に一度あるかないかの歴史的事件を議論するのだからもっと気合の入った人選ができないのだろうか?

 出演者はここから→http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/video/0810/program.html
 パネリスト: 伊藤達也自民党衆議院議員、元金融担当大臣)
大村秀章自民党衆議院議員、厚生労働副大臣
高木陽介公明党衆議院議員、党選挙対策委員長
枝野幸男民主党衆議院議員衆院決算行政監視委員長)
大塚耕平民主党参議院議員、党金融対策チーム座長)
大門実紀史日本共産党参議院議員、党参院国会対策副委員長)

荻原博子(経済ジャーナリスト)
勝間和代(経済評論家、元J.P.モルガン証券)
堀紘一ドリームインキュベータ会長)
水野和夫(三菱UFJ証券チーフエコノミスト
森永卓郎(経済アナリスト)
ヤスパー・コール(タンタロンリサーチジャパン代表、元メリルリンチ

 枝野氏は悪い意味で話題になったあの経済的な暴論があるにもかかわらず継続出演。要するに民主党の「政策通」というのはこの程度の人材なのだろう。僕は特定政党がどうのこうのというわけではなく*1、この人にそういう「政策通」という評判と自党の広告塔的な役割を任せなければいけない野党第一党に批判よりも哀しさを抱いてしまうのだ。

 今回は大塚耕平氏が加わることで奇妙な増幅効果があるかもしれないだろう。枝野氏を批判した高橋洋一さんは出ないのか。正直、他の面子が何をいうか見ないでも分かってしまうのだが……。

*1:例えば民主党ではこの人には秘かに期待している。投票権はないが 笑

中国経済関係の注目書

 まだ注文したばかりで書評しか読んでないんですが、以下の二冊は面白そう。

Factory Girls: From Village to City in a Changing China (by Leslie T. Chang)

書評は以下に
http://www.nytimes.com/2008/10/22/books/22french.html?ref=arts
ええっとジャケ買いの一種かもしれません 笑
日本語での言及としては、この方の後記に記述がありました。

Factory Girls: From Village to City in a Changing China

Factory Girls: From Village to City in a Changing China

 次のはT.コウェンのブログで知ったもの

 Capitalism with Chinese Characteristics: Entrepreneurship and the State(by Yasheng Huang)

 書評は以下に
 http://www.economist.com/books/displaystory.cfm?story_id=12333103
日本語の紹介としては、この方がおられました。

Capitalism with Chinese Characteristics: Entrepreneurship and the State

Capitalism with Chinese Characteristics: Entrepreneurship and the State