2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

セドラチェック『善と悪の経済学』、(セドラチェックのパート)『欲望の資本主義』

セドラチェックの『善と悪の経済学』はユニークな部分と凡庸な部分が混じった、面白い本だった。ユニークな部分とは、古代メソポタミアの神話群ギルガメッシュや、旧約聖書などの「物語」を、経済行動を解明する“モデル”として利用している、いわば物語の経…

ロバート・フランク『成功する人が偶然を味方にする』

原題は「成功と運」である。ロバート・フランクの書いた本はかなり好きで、結構熱心な読者である。もっとも政策的なものにその発想を適用するかどうかはまた別。 ただしこの本のメッセージのひとつである、運で成功したにすぎない人が陥る実力重視の社会(=…

論説「極右ルペン氏の台頭を招いたフランス労働市場の「腐敗」by田中秀臣in iRONNA

最近書いた時論の中では最も気に入ってます。ご一読ください。極右ルペン氏の台頭を招いたフランス労働市場の「腐敗」 http://ironna.jp/article/6377

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演しました。

アメーバブログにも実験的にこの話題を書きましたが、あちらはやはり経済系以外の話題を中心にしていくつもりです! http://ameblo.jp/hidetomitanaka/entry-12267550877.htmlまた関連しますが、片岡剛士さんの日銀審議員案についてのリフレ派諸氏の発言は以…

論説「「100円節約運動」を唱えた経済学者のトンデモ理論」by田中秀臣in iRONNA

毎回の連載です。今回は、高橋伸彰氏のtwitterでの驚くべき発言について批判論説を書きました。ご一読ください。http://ironna.jp/article/6313

映画『キングコング:髑髏島の巨神』

『キング・コング』観てきた〜。コングと人間(美女)との交流は歴代のコング映画の中で最も気迫かな? ただ一番楽しめた。サバイバル的な手法がいい。時代設定がいいかな? ゴジラとの闘いが楽しみ。

映画『グレートウォール』

映画『グレイト・ウォール』。久しぶりに引き当てた駄作w。イェイ! 特に『キング・コング』にも出てたジン・ティエンは久しぶりにみた大根役者。これはひどい。コングでも中国資本の関係か、中国向けなのかしらないが、さっぱり存在感がなかったが、今回は…

井上智洋「社畜のみなさんへの残念なお知らせーAIは労働や生活をどう変えるか」in『世界思想』2017年春

『世界思想』はたぶん初めて読んだのではないか? たぶん井上さんから頂戴したと思います。ありがとうございます。AIによる人類の労働代替が究極までいくと、私たちには簡単にいうとレジャーしか残らなくなりますが、要するにホモ・ルーベンス的側面が全開に…

栗原裕一郎「宮崎吾郎が『ゲド戦記』で本当に殺そうとしたもの」in『ジブリの教科書14 ゲド戦記』

栗原さんのこのアニメ『ゲド戦記』の考察はとても優れてる。宮崎吾郎氏がル=グウィンの愛読者であることで、彼女の作品を深く読み込み、それを現代的かつ自身の作品世界として再構築していくことで、本人や周囲さえも気が付かなかった「父殺し」(=宮崎駿…

ジェフ・ダロウ『少林カウボーイ』

訳者の椎名ゆかりさんから頂戴しました。実にくだらないww。ここまで徹底していると本当に感心しますw。 ある意味、これは日常の無限の反復? ネタの反復を実験的に行った怪作であることは間違いないでしょう。冒頭の文章のみっちり書かれた「いままでの…

論説「「フェイクニュース」を垂れ流す日本の経済報道はもう笑うしかない」by田中秀臣in iRONNA

毎回の連載です。リフレ派は「ネトウヨ」だそうですw。と同時に「パヨク」だとかもいわれてます。でもまったく政策の中味の論理的な評価や事実をもとにした批判はみかけないですね〜。本当にちゃんと批判するならしてほしいのですが。なかなか難しいのでし…

論説「デフレ脱却はどうなった? 黒田日銀総裁4年間の「通信簿」」by田中秀臣in iRONNA

毎回の連載です。かなり力をいれて書いた現段階でのアベノミクス、リフレ政策の評価です。http://ironna.jp/article/6189