2009-02-01から1日間の記事一覧
本書が数多ある世界金融危機本と異なる点は、グローバル貯蓄過剰(新興国や日本などの資金余剰が米国市場に流入しそれが消費や投資をファイナスした)が、アメリカ経済にバブルを形成し、そして破裂させ、今日の「恐慌」を招いた、とするものである。したが…
ラスカルさんの推計。政府と日銀との非協調性などきわめて示唆的。 http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20090131
これも『東洋経済』に収録されているもの。そういえば昨日のパーティーで少しお聞きした話でもある。こちらは麻生政権の消費税増税の玉虫色決着への評価である。定額給付金をばら撒くが三年後に増税しますよ、といえば効果は減殺されてしまう。埋蔵金は国民…
竹森論説を参考にして、では次期政権の有力候補の民主党の金融危機対応政策をみてみよう。竹森評価だと 減税や補助金は景気対策としてはムダか、あるいは効果がきわめて限定的ということだ。そして公共投資が乗数効果があり、なおかつ無駄な公共投資であれば…
一足早く読んでる『週刊東洋経済』の最新号。この号は読む価値のある記事がてんこ盛り。特集は「雇用壊滅」という雇用問題ネタだし、それに書評には山形浩生訳の『服従の心理』をインフルエンザの高熱にうなされながら書いた僕の書評もあるし 笑。 竹森さん…