2007-06-18から1日間の記事一覧

 キム・ギドク『絶対の愛』と清算主義的なものの破綻

原題は『時』。時の経過によって恋人の肉体は飽きられてしまうのか? この問いに真剣に向かってしまった女性が整形手術で別人の容姿に生まれ変わることで、恋人の心をつなぎとめることができるのかどうか。次第に「自分」であるとは何かを喪失してしまい、物…

 デフレは望ましい論再臨の予感

ゼロインフレもしくはデフレが「物価安定」として国民経済的見地から望ましいという過去の亡霊が準備されているような悪寒。先週末の総裁記者会見や今週の『ダイヤモンド』の加藤出氏の論説などを読んだ感想。総裁記者会見については、過去のここでのエント…