ワルボロ


 最終回、近所のシネコンで。入りはまずますでは。包帯とどちらにするか一瞬迷ったが、仕事で疲れてるのであまり考えなくてもいいほうを選択 笑。


 選択は成功する。これは面白い。おススメ


 ピストル型の市境をもち、寂れた商店街が中核にある立川(70年代か?)から「出て行こうと必死になる人」と「そこで生きていこうと必死になる人」という構図になるのだが、若く元気のいい人が多いためにやがて立川も変化していく、という寓話ともとれる。いや、たぶん経済の種にもなるんだろうけどみているときは、そんな難しいこと考えずただ面白かった。特にあの花形満みたいな、中学生なのに外車のって海水浴にでかける連中のエピソードがなんかアナクロでいい。


映画にもでてくるキャーム、面白い

http://www.getsitaya.com/gets/005-B.html


メイキング・ワルボロ [DVD]

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小野善康氏、報告会迫る


 稲葉さんのリンクがあったので再掲

 完全オープンな報告会(経済理論史研究会と専修大学社会科学研究所との共催)。ただし小野先生の前に福田進治先生の「福田進治『リカードの経済理論』(日本経済評論社)をめぐって」というセッションが行われています。こちらは経済理論史研究会の単独開催ですので出席される場合は以下のサイトhttp://anaito.at.infoseek.co.jp/rironshi1.htmをご覧の上、事務局までご連絡いただいたほうがいいかと思います。繰り返しますが小野先生の方の報告会は完全オープンですので出席の事前の予約は不用と聞いています。私は両方とも大変に関心がありますのでいまのところ最初から出席します(懇親会にもいくぞw)のでもしご不明な点があればこのブログでご質問ください。わかる範囲でお答えします。また福田先生の報告の出席希望があればこのブログのコメント欄に書いていただければ責任をもって事務局に伝えます。


テーマ:「ケインズ『一般理論』と不況動学――『不況のメカニズム』(中公

新書)をめぐって」

 報告者:小野善康氏(大阪大学

 討論者:平井俊顕氏(上智大学)、野口旭氏(専修大学

日時:9月22日(土)15:00〜17:30

場所:専修大学神田校舎7号館(大学院棟)6階764教室

アクセスガイド

http://www.acc.senshu-u.ac.jp/koho/campus/index06.html

周辺マップ

http://www.acc.senshu-u.ac.jp/koho/campus/index06a.html

キャンパスマップ

http://www.acc.senshu-u.ac.jp/koho/campus/index06b.html

 FRB利下げ、政策転換をより鮮明に。海外経済ブログはバーナンキ祭り状態へ


 4.75%へ。意見がわかれてましたが予想範囲の最大値(50ベイシスポイントの下げ)の方へ*1


http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20070918a.htm


 資産市場が不安定なのが成長を制約する可能性があるために利下げ。ただしインフレ懸念は払拭されてないので今後も動きには注視する、ということです。しかし個人的には(市場予想の)最大限の幅をさらに上回ってほしかった 笑*2。もっとも今後の利下げ継続のスタンスでピッチよくいかないと市場の反応はよくないでしょうね。すでに今回は最大限の幅とはいえつまりは予想されていたわけですから=効果ほぼなし。今後が問われるでしょう。


 あ、でもいまいろんなとこ巡回したら、下げ幅に驚いてる人もいるようなので(^^)/ 効果期待できるかも


 (Thoma先生は驚かれました)
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/


 (Rouibini先生は市場参加者は驚くだろうが、僕はまだまだ物足りないよ、とおっしゃってます。これ読むとなんだか僕まで悲観論者のRouibini先生といまや大して変わらないことを下げ幅スタンスのあり方だけに関してはいっているわけで政策転換の勢いを実感しますです)
 http://www.rgemonitor.com/blog/roubini/215486


 こことかここではコメント欄が大騒ぎ 笑。


株価もいまは急激に上昇中。


 日本版ブルームバーグの方では、フォード元アトランタ連銀総裁のコメントが読めますが、まあ、確かにインフレ懸念の一文は意外感があるかもしれませんが、事実認識としては在り得るのでいれてても別段「中立」的な印象はないのですが。それよりも実質利子率をさげすぎるとバブルの下地ができるとのことですが、バブルがなにかはバブルが終わったあとに議論するとして、少なくとも資産市場の下振れリスクを懸念している利下げなんですから資産価格が上昇/安定してくれないと困りますから、市場の利下げ継続期待を打ち消す必要はない、と僕は思います。
 

 それと今後の日本への影響ですが、政治的な制約(例:国会の混迷、次期総裁選出混迷など)に配慮するスタンスが濃厚なわが国厨銀は、さらにこのFRBの利下げ、ECBの利上げモードの放棄などをうけて、前にも書きましたが年内の利上げはほぼなし。さらに福井総裁辞任までない、と見るのが自然でしょう。というか次期総裁がちゃんと決まるのかさえも不透明。(ーー;)。


 経済の実体・名目面では、日本では当面は円高にふれるかどうかがひとつのポイントでしょう。円高傾向の可能性は大きいように思えますが(僕はなるべく避けたい=無視してもいい論点ですが 笑 キャリートレードの逆流ぽいのがあればなおさら)。

*1:これは例えばブルームバーグ本家の調査では、The half-point reduction in the federal funds target was forecast by 23 of 134 economists surveyed by Bloomberg News. One hundred and five predicted a reduction of 25 basis points while six forecast no change. A basis point is one-hundredth of a percentage point. と紹介されております

*2:ここにも書いたけれども利下げするならドカンと http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070910#p3