知人が地域雇用について質問してきたのでいくつか関連文献をサーチ中。
最近出たレポートはこれ。例えば、構造改革特区の雇用創出効果でも地域(市町村)における産業別のデータ(例えばその産業別の従業員数の変化など)が利用可能ではなく主観的評価が中心。例えば、さいたま市の雇用戦略の計画をみても総従業員数の変化あとは生産年齢人口の推移、従業員の定住別の構成比ぐらいしかわからない。他は産業別の従業員の構成比率(事業所・企業動向調査→経済センサス)が二年ごとにわかる程度。
もっとも重要で最優先の雇用対策は基本データを市町村レベルで収集すること(特にフローのデータ)であることがわかる。雇用対策をやる気の地方自治体は基本データ収集の予算を計上したほうがいい。
市町村における地域雇用戦略と雇用創出の取組み
http://www.jil.go.jp/institute/reports/2010/0119.htm
他には地域の雇用戦略を海外事例からみた本が出ている。
- 作者: 樋口美雄,シルヴァンジゲール,労働政策研究研修機構,Sylvain Gigu`ere
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
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