河合香織『セックスボランティア』&『誘拐逃避行』


 書評読書。後者の書評なのでその感想はまた今度。前者は煉獄篇ともいうべきオランダ行きをはさんで、人間の性のしんどさを描くのに成功している。ボランティアの形式か営利的な形式かというセックスのサービスの提供と日本のいまの法規制の関連を考えたりする。


セックスボランティア (新潮文庫)

セックスボランティア (新潮文庫)