竹内一郎問題


 伊藤剛氏のブログをみたら一覧が。よく事情は知らないけれども(管理が大変なので削除した旧ブログでのエントリーにも書いたけれども)竹内氏の『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』はどこがいいのか皆目わからず、おまけに先行研究がほとんど無視されてるようにしか思えなかった。素人の僕が素朴に思うぐらいだから、その後のなんとか賞の受賞とかを率直に驚いたものだが。


 このブログでも竹内氏の著作への気乗りなさはここの注記を参照のこと。なおなぜマイナスをかけるかといえばかけられるほう(竹内氏の著作)がマイナスの価値をもつからである。先行研究の無視を批判することもやりすぎるとただの揚げ足とりになるが(実際にはそういうケースも多い)、この場合はどう考えても衆目の一致する業績の無視でこの竹内氏の本の評価が大きく左右されると思う。


 この伊藤氏のブログを読んで仔細はわからないところもあるが、著作を読んだ感想の次元として同意したい。


http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20071109