岡田靖:ロイター論説(FedビューとBISビュー)


 ロイターの記事はここ(リンク先きれたらすまそ)。


 金融政策が「成功」し、マクロ経済環境が安定化しだすと、リスクをとる主体が増えることで資産市場が不安定化することがある。このときどのように対応するのか。


 岡田さんはFedビューとBISビューを紹介し、この難しい未解決問題に焦点をあてています。


 学術的引用:つはFEDビューと呼ばれるものであり、「危機が起これば必要な流動性を十二分に供給し、危機を押さえ込め」と教えている。人によってはグリーンスパンFRB議長の政策運営はこれだけだったと酷評する人がいるが、確かに彼の行ったことのある一面を的確に評価しているとも言えよう。これに対して、BIS(国際決済銀行)ビューあるいはブンデスバンク(ドイツ連銀)ビューとでも言うべきものがある。これは「混乱を引き起こすバブル崩壊の原因となる資産価格の過度の上昇それ自体を押さえ込め」と教えている。:引用終わり。


 岡田さんの両者への実践的ともいえる評価は、前者はアメリカ経済の好調をもたらし、後者はバブル崩壊後の日本の停滞をもたらしたので、優劣は明らか、というものです。