パッチギ! LOVE&PEACE

 近所のシネコンで最終回。


 第1作を100とすると10点。主演の中村ゆり嬢の魅力がでていたことを除けば、非常に雑なつくりに思えた。アンチ石原映画とか歴史の捏造だとかそういう「雑音」はまったく僕の場合には影響せず、この映画はただの失敗作にしか思えない。なんでここまで酷くなるのだろうか?


「パッチギ!LOVE&PEACE」オリジナルサウンドトラック

「パッチギ!LOVE&PEACE」オリジナルサウンドトラック


 「パッチギ」は「突き破る、乗り越える、頭突き」の意味があるらしいけれどもどんなにメッセージを込めても、映画として面白くなければ(少なくとも前作は)突き破れないし、何かに頭突きもできないのでは? あーー中村ゆりがいいだけにもったいない。前作を「完全な映画」と評した田中としてはほんと、もったいないよ。(ーー)


 気をとり直して 中村ゆり嬢のブログです。http://blog.goo.ne.jp/tsumetaikaze/

(補)コメント欄でkaikajiさんから教えていただいた、まどぎわ通信さんの映画評の次の文句はまさにいえてます。
「おそらく本作はこれまでコツコツと積み重ねてきた李鳳宇シネカノンの佳作神話(もちろん実際には玉石混淆だが)を一挙に打ち崩すだけの負のパワーがある」