月曜にでる『週刊東洋経済』での黒木亮氏の書評を読んで購入。テーマは題名そのまま。87年からの日本テレビ放映を機にする大学の宣伝効果狙いと駅伝への人材集中による「一人がち効果」(=本書では「燃え尽き症候群」というが実態はロバート・フランクの造語のほうがふさわしい)による中距離・長距離人材の払底・育成の困難化を指摘したもの。内容的に濃いというよりもテーマと分析が単純明快にリンクしていて非常にわかりやすい。ちなみに私は正月はテレビをみずに(例外は冬ソナをみてた一昨年w)ひたすら原稿書きこや本を読んでいるので、実は本書でいう牧歌的な時代である80年代前半しか駅伝をみたことがないのです。