パンデミックに襲われる世界と日本経済(2020年3月号) (田中秀臣の最新経済ニュース)in schoo

田中秀臣&田原彩香のコンビでお届けする経済ニュース解説。今回は新型コロナウィルスの経済ショック、ワンテーマに絞ってじっくり解説しました。

 

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プレミアム会員ならば録画をみることができますのでぜひご参照ください。

schoo.jp

TOKYO FM「Skyrocket Company」で経済対策について電話出演

TOKYO FM「Skyrocket Company」で、現在の経済危機について、その対策を話しました。消費減税をベースに考えましたが、国民のおカネが確実に届くのであれば、現在は緊急性も要しますので、現金給付なども排しません。もちろん減税でも給付でもなんでもやればいいのです。補正予算についても本予算の成立を待たずに方向性を打ち出すだけでも国民は安心するはずです。

 

ちなみに消費税ゼロパーセントは、政治的分断を招くだけなので反対です。政治イデオロギーが大好きな人たちには人気をよぶでしょうけどね。

消費税5%に引き下げるのは理想的。本来のアベノミクスの姿でもあります。

消費税(ないし軽減税率全品目適用)8%は現実的だと思ってます。

 

https://www.tfm.co.jp/sky/

「麻生減税」発言について、夕刊フジ(3月11日)にコメント

麻生財務大臣が「減税」を「反対するつもりはない」旨の発言をしたというので、それに関連して、具体的な減税としてどのようなものが考えられるのか、財務省の反対はどれだけのものかなどコメントしました。

減税の流れはできたのだと思いますが、問題はどんな減税で、そしてどれだけの規模かです。それと財務省の悪しきパターンですが、減税と増税を組み合わせたプラスマイナス思考や、減税してそれから大幅増税(復興増税から消費増税の動きを想起してください)など、その悪行にはとどまることを知りませんので、今回もその点の注意が必要です。

 

現在の経済危機について、細野豪志チャンネルで話す&細野議員、長島昭久議員との会合

細野豪志チャンネルで、細野さんと今般の経済危機について簡潔かつ詳細に現状分析と対策について話ました。

 

要点は、1)早く、2)金額の規模が重要(最低でも6兆~最善10兆)

ということでした。手法は消費減税がベストです。また金融緩和には限界がないことを具体的に説明しました。詳細は以下をご覧ください! 細野さんの質問と受け答えがすぐれていて実に見やすいと思います。

 

www.youtube.com

 

あとイケメン&イケメンボイスの組み合わせですw くそーw、イケメンの方になりたかったーw

 

この収録のあとに、細野さんと長島昭久国会議員と会合しました。リフレ政策について長島さんもご理解していただき、これからいろいろ三人で勉強を重ねていきたいと思っています。ありがとうございました。

ちなみに長島さんも同じ学年なんですが、ミドルグレーのイケメンですねw くそー、ここでもまたイケメンボイス担当かーw

 

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論説「ワイドショー発コロナパニックで現実となる「破滅博士」の予言」by田中秀臣in iRONNA

ワイドショーに流布する新型コロナウィルスに関する明らかにおかしな「専門家」「医師」「識者」たちの発言を批判していきました。また後半は、新型コロナウィルスがもたらす世界経済の標準シナリオ、悲観シナリオをみていき、それぞれについて評価と対策を書きました。題名の「破滅博士」は、ルビー二教授ですw。

 

ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」3月10日火曜コメンテーター出演:NY株サーキットブレーカーなど

本日は、NY株式市場の大暴落、それをうけてのサーキットブレーカーの発動。日本経済への影響などを話しました。また上念司さんからの“宿題”であるリスクと不確実性の違いについても話ました。

 

本日のニュース解説メニュー
○NY株 一時2000ドル超安 取引停止措置を発動
○円、一時101円台
東証2万円割れ
○専門家会議 自粛19日まで継続
原油急落 市場混乱拍車
○街角景気 震災以来の水準

 

今週の放送は以下から聴けます。
http://radiko.jp/#!/ts/QRR/20200310060000
また生放送はラジオの他、radikoでも聴けます
http://radiko.jp/#!/live/QRR

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オリヴィエ・ブランシャール教授のディスオーガニゼーションから考えるの新コロナウィルスショック

オリヴィエ・ブランシャール がTwitterで呟いたものを修正して掲載。

 以下はそれに啓発された図表化など。僕がTwitterでつぶやいたもの再録。

ブランシャール先生は、いまの新型コロナウィルスによるサプライチェーンの分断を、1990年代のロシアなどを見舞った「ディスオーガニゼーション」と類比しているけど、当時のロシアは経済停滞と高インフレの状況。AD-AS分析でASが左シフトしたらそうなる。ただし現状の日本を含む世界経済では、高インフレへの動向は、顕在化せずむしろ低下も懸念されてる状況。

 

つまりサプライチェーンで総供給は、AS-AD分析で、ASが左シフトしても、それ以上に総需要が落ち込んでしまい、結果、物価への影響がキャンセルされるか、あるいは総需要の落ち込みがひどければデフレが深化する可能性がある。各国の状況をそれぞれみないとダメだが、日本はそんな傾向か。

 

あくまでブランシャール先生の直近の仮説(サプライチェーン大崩壊でディスオーガニゼーション)が成立するとして、そこに総需要の同時縮小を加えたもの。経済が総供給と総需要が同時縮小しGDPは物価低迷を加えて激しく低下する。作図はあくまで作図。シフトの幅だとかはどーでもなる。

 

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