Jリーグの経済学:サンフレッチェ広島年間優勝&史上最多の観客数

 今年は縁あって久しぶりにサッカーの経済学について長い発言を記事にしていただいた。

 以下の記事(三回連続掲載)
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9231

 そこでも書いたが
「2015シーズンから、Jリーグが2ステージ制とポストシーズン(チャンピオンシップ)を復活させたのは、いい傾向です。最後に優勝決定戦を行なうのは、一般のファンにとっては分かりやすい形なので、この動きには期待したいと思います。 景気が回復した際に、Jリーグが「一般ファン」を取り込めるかどうか。すべてのレジャー産業がライバルとなる中で、Jリーグが魅力的なコンテンツであり得るのか。そこが大きな鍵になるでしょう。」

 報道によると史上最多の観客数1000万人突破したということ。また報道をみてもCSでの広島の勝利など僕のようなあまりサッカーには興味はあってもJリーグに密着して興味をさほど感じていない層にもわかりやすい「決着」のつけかたであって好結果だったのではないだろうか?

 ちなみに観客動員数については2リーグ制やCSが本当に増員に貢献したのか疑問視する意見もある(下記参照)。実際にところは単年度ではわからないだろう。ポストデフレでのJリーグがレジャーとして生き残れるかどうかはここしばらく注目しておかなくてはいけない。ただ単純に動員数の大幅増加は幸いなことである。

村上アシシ
2015年のJリーグの「平均観客数」を徹底分析 前年より動員が増えた要因とは?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/murakamiashishi/20151125-00051786/