河上肇賞の結果が発表されました。二作品に本賞を与えることになりました。いずれ正式に講評がでることでしょうが、審査委員として審査を行って、今回はふたつの作品に与えることができて本当によかったと思っています。また女性の応募作が多くまた質が高かったことも今回の特徴でした。そして一回、社会に出てそれからいまの研究を本格化させていることも多くの応募者にみられた傾向だと思います。
授賞式は来年の1月下旬に都内で行われます。受賞者のみなさんおめでとうございます。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/main/kawakami_prize/index.php#Winner
●第7回受賞者・作品（2011年）
〈本賞〉
志村三代子 氏（早稲田大学演劇博物館招聘研究員／42歳）
作品名：『映画人・菊池寛』
西脇千瀬 氏（フリーランス／39歳）
作品名：『地域と社会史――野蒜築港にみる周縁の自我』
〈奨励賞〉
該当作品無し
（肩書・年齢は応募時）
