何年か前に、旧ブログ時代に話題になったレインボーマンのM作戦関連で、何冊か川内康範関係の文献を読んだ。その中に本書の単行本版があって、そのときは川内氏のところしか読まなかったのである。今回、文庫版を購入したのを契機にすべて読んだ。いまさらだけれども面白い。いくつもネタが転がっているし、これを読んでアナーキズムの経済、例えばノージックの本が読みたくなった。それに康芳夫氏と竹熊氏との対談を読めば、生存権を自己欺瞞から基礎付ける(基礎付けるというのも変な表現だが)というアナーキーな示唆を得ることができるだろう(そんな妄想は僕だけかもしれないが 笑)。竹熊の本といい一昨日紹介したJessica HagyのIndexedといい得難い読書経験ができている。
篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 (河出文庫 た 24-1)
- 作者: 竹熊健太郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 文庫
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