四方田犬彦『ブルース・リー』


 アチョー。映画館で『燃えよ』→『危機一発』→『道』なぜかテレビで『鉄拳』をみた田中です。


 この四方田氏の本でブルース・リーが思想家としても興味深い存在だということがわかりました。もっともいまの関心からいうと、『燃えよ』が香港であまりヒットしなかったこと、そのローカリティの分析に興味がありました。ただこの本は末尾がやたら難しく、個人的にはそこはスルーしてしまいましたが。しかし四方田氏が連続技の解説をしてくれたのですが、氏も嘆賞するように神業のようなことを一瞬でしてたんですね。あと『燃えよドラゴン』が実は完全版ではなかったこと、しかも重要なシーンが丸ごとカットされていたことを知りショックです。


ブルース・リー : 李小龍の栄光と孤独

ブルース・リー : 李小龍の栄光と孤独


 ついでにどう考えてもノラ・ミャオ*1は元祖ツンデレです。

ツン
デレ

*1:たぶん70年代後半以降に生まれた世代にはわからないかもしれないけれど、彼女は70年代の日本では圧倒的な支持があった。僕は実はそんなにファンではなく、むしろトレーシ・ハイドでがくっときてw、『ダブ』のデボラ・ラフィン(げ、名前忘れてたw)に魅せられた人だったが、いまあらためて彼女の映像をみるとこんな綺麗だったのか、と驚く次第である。もちろん僕もベスト5を選べといわれれば当時もアイドル女優にいれてもなんの不思議でもなかったろう。それにしても70年代の『スクリーン』や『ロードショー』の人気投票では一発屋系の女優が人気だった。トレーシーもそうだったし、『ポセイドン・アドベンチャー』の パメラ・スー・マーティンとかもいたなあ。ちなみにこのサイトはデボラ検索で発見したが面白い。スーザン・ジョージもレコード出してたのかw http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/hanabira.htm