まともな政策枠組みを口にしただけで拒否


 伊藤先生がインフレ目標への意欲を示しただけで民主党はどうも不同意の様子ですね。しかし国際的にまともな政策枠組みをいっただけで拒否とは。この国っていったい‥‥異端審問ならぬ正統審問か?。しかし白川氏だけが理由不明な人柄判断で同意ということで、これで民主党の日銀シンパが政策を振り回していることだけはよくわかった。まさに関東軍そのものだ。


(補)ネットでいまのところ僕と意見が同じでなおかつ丁寧な論評は、svnseedsさんのところ   
 http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20080311#p1

 しかしマスコミではこの日銀総裁空白が「金融パニック」「三月危機」「四月危機」を招くとかいう話が多いけれども、市場は完全にスルーしているでしょう。むしろFRBの政策動向や海外要因に左右されているだけで。まあ、パニックが政治家の脳内だけに起きていることはよくわかるけれども 笑


 それにしても参院野党の拒否理由はひさしぶりにトンデモ経済論のオンパレードをみた感じ。もし財金分離論をそんなに説くならば、首尾一貫性のためにオペレーションは国債やめて、株や土地やポテトでも買えばいいのにね 笑。金利収入がなくお年寄りが困る、という話まででてきてすごいなあ、と。

余談:「教育や経済的豊かさはテロリズムの解消に役立たない」という話から


 http://www.alanalexandroff.com/nr-krueger.pdf

 最後の結論。On the whole, we must conclude that there is little reason to be optimistic that a reduction in poverty orincrease in educational attainment will lead to a meaningful reduction in the amount of internationalterrorism without other changes.


 これ啓蒙的な論説ですのでかなりわかりやすく書いてますよね。

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