Tyler Cowen : GOOD AND PLENTY


Good & Plenty: The Creative Successes of American Arts Funding

Good & Plenty: The Creative Successes of American Arts Funding


 コーエンの一貫した問題意識である規制のない市場で文化はどうなるか、あるいは文化の多様性は保たれるのか? という問いの一適用。コーエンの主張は芸術活動への政府支援無用論=レッセフェール派と政府支援派の両者を架橋しようとする試み。簡単にいうと直接的な公的支援(資金援助ですね)はできるだけ小規模で、そして間接的支援(例えば著作権や税制優遇措置など)で民間からの援助が受けやすい体制をつくること、というものを提案する内容となっているらしい。具体的にはアメリカの芸術振興関連の政府基金政策を検証している。まだ手元に来たばかりで読むのは少し後回し。原稿がやばめ。現在、話題沸騰中の文部科学省芸術選奨の対象となった和田氏の盗作疑惑で、久しぶりに国展の話題に接した。ポピュラーな日展と玄人?好みの国展。これにからんで日本の芸術振興政策についても考えてみたい。原稿書いたら……こればっか(ーー;)

的外れになるかもしれないがとりあえず本書に関係しそうな邦文の資料にリンク

http://www.clair.or.jp/j/forum/c_report/html/cr172/

スパイダーマン関係など


 う〜ん、アメコミやはり非常にテーマが単調(勧善懲悪主義というか起承転結的というか)で飽きてきた。たまに読むのがベストなんだろうなあ(トミーネみたいなのは何気に何度も読んで不快な気分を反芻できるわけですが。(^^;)。

 図書館にあったのでまとめ読んだ『アルティメット スパイダーマン』シリーズも苦行だったなあ。ただ入手が難しそうだけどもメリージェーンと結婚式するやつとかは読んで見たい(下に画像あり)。あと以下のも数日前に読んだんだけれども、本体とエピローグ(本体よりもいいと思う)がうまくつながらないし、グエンの死とゴブリンとの闘いが妙にチグハグ。文句ついでにいうが、スパイダーマンいちいち独り言大杉栄、男(蜘蛛男だが)は黙ってビルぐらい飛べ 笑。これは日本版のアルティメットシリーズではあまりみられない現象ですが。

池上遼一のと比較してみよう。池上作品と同時期のアメコミ版を比較すると結構面白いのかもしれない症候群。少なくとも映画の方が数段面白いというのが率直な私の感想ですね。キルステン・ダンストだし(ってこれかよ、やっぱ ☆☆

The Amazing Spider-Man: The Death of Gwen Stacy (Spider-Man Graphic Novels (Marvel Paperback))