ディープフェイクやフェイクニュース、ドローンの問題性など現代的な側面をふんだんに盛り込んだ作品。劇場公開では見逃したが、なかなか面白い。
本日もお聴きいただきありがとうございました!
年金の話題、消費増税、中国経済と香港デモの関係に加えて、本日は福島銀行とSBIとの資本連携について分析し、マイナス金利や人口減少化が地方銀行を衰退させるというよくある視点を批判的にみながら、金融庁などの護送船団方式の弊害、マイナス金利を採用している諸外国は中小銀行が堅調なのに日本だけが陥る構造的衰退問題を解説していきました。
ぜひ来週もお聴きください!
本日のニュース解説メニュー
○在職老齢年金 減額基準月51万円
○消費税10%超引き上げ 経団連が提言
○香港デモ 衝突激化
○中国景気と日中貿易
○地方銀行とネット金融 連携
○10月「街角景気」低下
今週の放送は以下から聴けます。
http://radiko.jp/#!/ts/QRR/20191112060000
また生放送はラジオの他、radikoでも聴けます
http://radiko.jp/#!/live/QRR
不気味な作品である。表層的には現代のさまざまな病理的現象が組み込まれている。ネット社会の病理的な側面、マスコミの病理、新興宗教的なものの病理、職場での薄っぺらいつながりと手のひら返しの疎外、身勝手な愛情の病理、殺伐とした郊外と室内の光景、登場人物たちの総じての感情に乏しい表情はまるでムンクの「叫び」の直前のように静かで、まさに不気味だ。そして失踪事件自体の謎。
しかも読者は気が付くだろう。自分たちが作品を読んでいるときに、いつの間にか「善人」の目線で物事をみていて、それが最終部ちかくでそれとなく破壊されてしまうことを。われわれ読者自身も不気味な存在なのである。
おそらく読むほどに発見がある作品だ。