文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」2月20日火曜コメンテーター出演:平昌オリンピック、韓国外交政策批判、裁量労働制など

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」をお聴きいただきありがとうございました! 

 

オリンピックの話題、アルマーニ制服の話から韓国の対北朝鮮への姿勢の問題点、裁量労働制の問題など話しました。


今週の放送は一定期間タイムフリーで聴けます。来週もよろしくお願いしますhttp://radiko.jp/#!/ts/QRR/20180220060000

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論説「『10万個の子宮』に思う「デフレ不況論争」20年の苦闘」by田中秀臣in iRONNA

 

毎週の連載の最新版です。『10万個の子宮』(平凡社)を頂戴して、いっきに読みました。とても情報量が多く、また鋭い現状批判が展開されていてうなりました。

特に日本のメディア、政治、官僚制度のトライアングルの性格というのが、問題こそ異なれ本当に似ているな、と思います。

ironna.jp

 

 

10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか
 

 

黒田日銀体制の継続と若田部昌澄副総裁候補、そして「雨宮正佳」的なるもの

2月16日、4月からの日本銀行の新体制について安倍政権は人事案を国会に提起した。黒田総裁の継投と、そして副総裁には若田部昌澄早稲田大学教授、雨宮正佳日銀理事をあてる案である。

 

この組合せは以前から噂されていたいくつかの人選の中のひとつであり、大きな驚きはないものの、最有力視されていた本田悦朗内閣府参与・スイス大使の名前がないことはやはり注意をひく。この点については日本経済新聞が詳細な記事を書いているが真偽のほどはわからない。

 

黒田総裁の継投の評価については、先にこのブログの記事中にも書いたので簡単にいうと「最悪中の最善」でしかない。政府と日銀は本当にデフレを完全に終焉させることができるのかどうか、いまの状況ではその達成確率は(2019年前半まで)かなり低い。このままの政治スケジュールを前提にすれば、消費増税が行われる2019年後半の経済状況はかならず混乱する。できるだけ2019年前半までに日銀が許容すると現時点では明言している、2%のインフレ目標をオーバーシュートしていないと厳しい事態=デフレの完全脱却の失敗、が待っているだろう。その意味でデフレ終焉を行うだけの決意が黒田総裁にあるのかどうか、そこが問われる。

 

若田部昌澄さんについては、個人的には30年以上にわたる知友である。経済学、時論など重要な活動において、その都度彼の意見を聴かなかったことはない。また研究・時論など多くの場を共にした。常に頼りになる、学者としても人間としてもとても素晴らしい人だ。日本銀行副総裁という重責を彼ならばその人生のすべてをかけてやり抜いてくれるだろう。国民の皆さんに(私が言っても意味はないかもしれないが)彼ならできる、と明言したい。そして微力ではあるが、全力をあげて彼を応援したい。

 

雨宮正佳氏については個人的な評価は「最悪の中の真ん中ぐらいの最悪」と認識している。ただ日銀の組織的な都合ではやむをえない人事だったのだろう。しかしこの人選は冒頭の黒田総裁の金融緩和姿勢を見る上でかなりの足かせ(旧来のデフレを放置し、いまも出口政策を早急に求める勢力の代弁)として機能するのではないだろうか? 

 

いずれにせよ、よほどのことがないかぎりこの人事案は通過するだろう。新執行部が決まった段階で(ひょっとしたらもっと早くかもしれないが)まとまった意見を書いてみたい。

なお以下に黒田総裁の現時点の評価を書いたので参考にしてほしい。

tanakahidetomi.hatenablog.com

 

また若田部さんについては以下を参考にされたい。2010年までの活動を書いたものである。

tanakahidetomi.hatenablog.com

 

以下は2013年ころの雨宮正佳氏への評価である。

tanakahidetomi.hatenablog.com

tanakahidetomi.hatenablog.com

 

 

内藤陽介の世界(2018年初春)

 今朝の産経新聞にiRONNAに寄稿したものをリファインしたものが掲載されている。ひとつ残念なのは文字数の関係で内藤陽介さんの参考文献を掲載できなかったこと。申し訳ない。お詫びというわけではなく、この機会に内藤陽介さんの著作で僕のお気に入りを紹介したい。

 

 しばしば明言していることだが、内藤陽介さんの著作は、日本の現代史や、また世界の注目すべき国々や地域をざっと展望するときに特上の教養を与えてくれる本だと思っている。その意味では内藤さんの書いた本は全部読んだ方がいいくらいだ。このブログでもかなりの回数、内藤さんの著作を紹介してきた。

 

 では何冊かのお気に入りをご紹介。順番は思い出した順です。コメントはごくごく手短なのはご容赦。

 

 内藤さんの郵便学の問題意識と方法論をまず展望したい人には次の本をお勧め。

 

これが戦争だ!―切手で読みとく (ちくま新書)

これが戦争だ!―切手で読みとく (ちくま新書)

 

 

内藤さんの著作で衝撃をうけたのは、当時はまだ一国全体の歴史や政治、文化、そしてなによりもその政治的プロパガンダについてまったく誰も貢献していなかったときに出た次の書籍。

 

北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国

北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国

 

また朝鮮戦争や韓国の現代史については以下の二冊は必携

 

朝鮮戦争: ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点

朝鮮戦争: ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点

 

 

 韓国現代史―切手でたどる60年

韓国現代史―切手でたどる60年

 

 

中国の文革期の切手を利用した政治的プロパガンダの分析はこれが抜群に面白い。

 

マオの肖像―毛沢東切手で読み解く現代中国

マオの肖像―毛沢東切手で読み解く現代中国

 

 

日本の近現代史についての分析も実にユニークである。満州、皇室の歴史、そしてなによりも手付かずのままだった日本の戦後の切手・郵政の歴史を総展望した「解説・戦後記念切手」シリーズ。素晴らしい業績。

 

皇室切手

皇室切手

 

 

 

満洲切手 (角川選書)

満洲切手 (角川選書)

 

 

 解説・戦後記念切手 濫造・濫発の時代1946‐1952

解説・戦後記念切手 濫造・濫発の時代1946‐1952

 

そして郵便学の視点からのユニークな旅行記にもなっている次の作品群はとても魅力的! 内藤陽介版『地球の歩き方』ともいえます。

 

 

ハバロフスク (切手紀行シリーズ)

ハバロフスク (切手紀行シリーズ)

 

 

 

リオデジャネイロ歴史紀行

リオデジャネイロ歴史紀行

 

 

 

喜望峰―ケープタウンから見る南アフリカ (切手紀行シリーズ)

喜望峰―ケープタウンから見る南アフリカ (切手紀行シリーズ)

 

 

 

マカオ紀行―世界遺産と歴史を歩く (切手紀行シリーズ)

マカオ紀行―世界遺産と歴史を歩く (切手紀行シリーズ)

 

 

 

 そして第二次世界大戦中、そして戦後の国際政治や事件を

考えるときにまず読まなくてはいけない実証的でまた啓発される以下の著作をぜひ。

 

アウシュヴィッツの手紙

アウシュヴィッツの手紙

 

 

 

パレスチナ現代史: 岩のドームの郵便学

パレスチナ現代史: 岩のドームの郵便学

 

 

 

反米の世界史 (講談社現代新書)

反米の世界史 (講談社現代新書)

 

 もちろん内藤さんの著作はこれだけではなく、まだまだたくさんある。ともかく読めば読むほど得るものが多い泉。本当に尊敬できる知の巨人である。

 

 

 

 

 

産経新聞朝刊(2月16日金)「金与正「アイドル外交」の空疎な現象」by田中秀臣、掲載

本日の朝刊に掲題の論説が掲載されています。iRONNAに発表したものをリファインしたものです。

 

どうぞご一読ください。ちなみにど各社の新聞に論説やコメントが載るとやはり高齢層の反響は大きく、たまに先輩諸氏から手紙や直接の言葉がけもしてもらえます。ネットはやはりせいぜい60代前半までが中心で、それ以上の主力はまだ旧来メディアなのかもしれませんね。

 

 

 

 

「専門でもないのに口出すな」という“専門家”をめぐる勝間和代さんとの対話記録

去年の10月に専門家の心ない批判をうけて、勝間和代さんと僕との間で以下のようなやりとりをしました。興味深い内容で、しかもしばしば経験するのでエントリーにしてみました。

 

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論説「「金与正ブーム」に少女時代ソヒョンも巻き込んだ文政権の思惑」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新のものです。

「アイドル」(偶像)の利用を国際政治的なプロパガンダの一環として考えてみたものといえるかもしれません。

 

論説の中では郵便学者の内藤陽介さんの北朝鮮・韓国についての著作も引用してあります。名著ですのでぜひ一読されるといいと思います。郵便という観点からの政治的プロパガンダが解説されています。

 

連載の方のリンクは以下です。

ironna.jp

 

 

朝鮮戦争: ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点

朝鮮戦争: ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点

 

 北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国

北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国