故杉原四郎先生の切手関係の文書をメモ代わりに整理。逐次更新。
著作
『切手の思想家』(未来社)
著作の一部に切手についての言及があるもの(なおかつ切手の画像掲載もあり)
『読書紀行』(未来社)
『読書燈籠』(未来社)
『読書颯々』(未来社)
『ミル・マルクス・エンゲルス』(世界書院)
著作・編著などに切手の画像を掲載したもの
『マルクス・エンゲルス文献抄』(未来社)
『経済像の歴史と現代』(有斐閣選書)
人物切手部会会報『人物』に寄稿した文書(上記著作に収録のものは抜かす)。題名のあとの数字は号数、発行年月日、頁数の順。古い順に掲載してあるが、切手の図書館所蔵のものによったので、これよりも古い号に寄稿されてる可能性はあるが、未調査。
読んでみて興味深いポイントもメモ。
「来日外国人切手の提案」109、1991,1.1、p.5
「これからの人物切手」110,1991.4.15,p.1
マルクス、レーニン、エンゲルスのエチオピアの革命広場からの肖像撤去にふれ、これらの人物切手が少なくなることを予想。寂しそう。
「「切手の思想家」のこと」118,1992.11.4,p.1-2
「人物切手・文化人切手・思想家の切手」(「未来」1992年12月1315号(未来社)から転載)119,1992,12.31
「カナダの人物切手」124,1994.1.1,p.2
「台湾の人物切手」124,1994.1.1,p.3
「北欧五か国の人物切手」126,1994.4.8,p.3
「スウェーデンの人物切手」128,1994.11.22,p.2-3
「マルクス主義関連のリーダーの切手は」133,1996.1.1,p.2
ベトナムのレーニン生誕125年切手、第二次世界大戦終戦50年切手(ロシア)。
「ノーベル賞記念切手」136,1997.1.1,p4-5
「浮谷敏夫「文学切手散歩」」138,1997.3.30,p.2
「生誕500年の記念切手」139,1997.10.3,p.8-9
「幸田露伴について」142,1998.6.1,p.2
「1997年に出た世界の文化人切手」142,1998.2.15,p.2-3
「キュリー夫人と放射能「遺産」」146,1999.1.1,p.2
「オウエンとミル関係者の切手」149,1999,7.1,p2-3
ギアナのフロイド切手(1997)についての言及。ギアナといえば商業主義第一で膨大な外貨獲得のための切手を出している。このフロイド切手は未収集だが、文化人たちとのシート、単片があるようだ。上記の著作『ミル マルクス エンゲルス』の巻頭にも画像が紹介されている。
「提案」149,1999,7.1,p.4
「「人物部会報」1号ー10号」150,2000.2.10,p.10
「マオの肖像」153,2000.12.10.p.2-3
絶賛。
退会の届け出168,2003,10.15
老齢で切手収集に困難
蝶切手についての短文をおそらく切手部会で寄稿されてるはずだが未調査(昔、頂戴したが紛失)
『切手の思想家』以外では、『ミル・マルクス・エンゲルス』の巻頭「切手で追うミルめぐる人物」、『読書燈籠』の「経済学関係の人物切手」と「コントとミル」が面白い。また「趣味は切手」で言及されたルターとラファエロが生年が同じであることは、杉原先生のこのエッセイを読んではじめて気が付いた。先生は切手を通じて知ったとのこと。ルターもラファエロの切手も多数でているが、ここでは所持しているものから。
オーギュスト・コント(社会学の祖)切手。ブラジル旗に「秩序と進歩」とコントの主張が銘されてる。そのブラジルからのもの(左端)が見つからず苦労した。杉原四郎先生のこのコント切手のエッセイあり。ブラジル、フランス、ルーマニア、ブルガリアの順