サンリオSF文庫読み:『旅に出る時ほほえみを』『手で育てられた少年』

 山形浩生さんのブログで紹介されてたので、ナターリヤ・ソコローワの『旅に出る時ほほえみを』(サンリオ文庫)を古書で購入して読んでみました。お値段は高く2500円w。山形さんの評価が高いので期待しましたが、著者の狙い通りというか現代の寓話、おとぎばなしとして読める快作です。ソ連のSFはそれほど読んでないのですが、本作は詩的な側面がかなり強くでているな、というのが感想です。

 それと何度もトライしてそのたびに途中で挫折を繰り返してた、ブライアン・W・オールディズの自伝小説『手で育てられた少年』(サンリオ文庫)をこの週末ついに読破しました。すごく薄い本でなんでこんなに何度も挫折したのかわかりませんが。いまは続編の『兵士は立てり』に移っています。こちらはそんなに時間をかけずに読みたいものです。

旅に出る時ほほえみを (1978年) (サンリオSF文庫)

旅に出る時ほほえみを (1978年) (サンリオSF文庫)

手で育てられた少年 (1980年) (サンリオSF文庫)

手で育てられた少年 (1980年) (サンリオSF文庫)