四か月連続単独ライブ、ついに最終日:さんみゅ〜(12月21日in初台Doors)

 西園みすずさん、木下綾菜さんふたりの企画による単独ライブ最終日。西園パートはサンタクロースがメインテーマでいろいろな「贈り物」を届けるという趣向。正直、ぐだぐだw。このぐだぐだ感が手作り的雰囲気を表していい感じ。ジングルを使ったほぼコントw状態のトークも面白いし、一番うけたのは、メンバーの私物をくすねてw ファンに贈る趣向。恐ろしい(笑)。ブラック西園的な雰囲気がでていていい。山内遥さんの私物であった化粧ポーチがポイントだったかな。かなりセンスがよくて彼女が体育会系男子だけではなく、女子モテする根源はそういうところかもしれない。

 ちなみに二階席でみてたけど、隣に相澤社長が座っててお客さんの動態含めて真剣にチェックしていたのが印象的。

 木下回は驚きの全編劇。まったく素のMCはなし。韓流ドラマ(例:「私の頭の中の消しゴム」など)を想起させるかなりシビアな内容の話を盛り込んできた。みている間中、ハラハラしていた。このどう考えても気持ちが静かになるドラマと現実のさんみゅ〜のファイナルをまとめるのか、という心配。木下の演技はうまいし、他のメンバーも違和感なくみれる。個人的には野田真実さんのメガネ萌えw。

 アンコールから素?に戻ったMCとラストの歌があったが、うまく転調できたのかは、その評価は見るものバラバラかもしれない。ただ木下回には正直、期待してなかっただけに(彼女の個性がいまいち分らなかった)この挑戦的な試みと彼女の演技の間の取り方などには、本当にいろんな引出をもてる余裕がある子たちなんだなあ、と思った。

 最後に木下さんと少しだけ話す機会があって、「どうでした?」と感想を求めるその真剣なまなざしに、ぐっとくるものを感じたことを書いてこのレポート(ただの感想文だがw)を終えたい。

 木下回は満員。そして明らかにファン層が広がりだしている。来年四月には野心的な試みといえる品川ステラボールでの二回公演が同日発表された。来年のさんみゅ〜はどうなるのだろうか?

 それにしても、9月からさんみゅ〜を本格的に知るようになっていろんなことを経験した。総じて得たものが多かった。彼女たちに来年がさらなる歩みをすすめる日々でありますように。