日本銀行政策決定会合の政策についてコメント(田中、高橋、飯田、安達ら各氏による)

 日本銀行が現状維持を決めた。この政策決定会合の発表前後の、僕を含めた諸氏の発言をtwitterから以下に拾ってみた。

まず僕の発言(日銀の発表の前日)
https://twitter.com/hidetomitanaka/status/385556010724646912 以下

 日銀は追加緩和すべき。もし日銀がこのまま現状維持を繰り返せば、おそらく遠くない将来に、日銀法改正がでてくる。いや、むしろいまこそ改正すべきだ。雇用の最大化など明記すべき。何度か書いているが、少なくとも黒田総裁の発言は、消費税増税で景気が悪くなったら動く、という白川日銀時代までと同じスタンスに堕している可能性が大きい。もしそうなら首肯できない。実際には「首相がやるのかやらないのか決めてない」という状況=チキンゲーム的状況が、金融緩和効果に赤信号を点滅させていた。7月から追加緩和を主張してきたが明日やっても正直遅い。でもやらないより遥かにましだ!

高橋洋一さん(同じく前日)

https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/385561255655645184

補正10兆円を2年連続、追加金融緩和(20〜40兆円)を明日決めないと消費増税悪影響は中和できないんだが←消費税増税決定の過去そして未来|高橋洋一の俗論を撃つ!|ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/articles/-/42509

飯田泰之さん(同じく前日)
https://twitter.com/iida_yasuyuki/status/385552092959494144

増税は決まってしまった.今日明日は金融政策決定会合だが,金融政策までstayだと短期的にもかなり厳しいことになる.黒田総裁は消費増税を後押ししたんだから,金融政策はもう一歩踏み込むくらいのことはやるべきだ.

安達誠司さん(同じく前日)
https://twitter.com/seiponbanzai/status/385613330456383488

さすがに明日追加緩和やったらすごいけど、それは逆に消費増税やったらヤバイと日銀が考えていたことを認めるものでこれまでの黒田発言との整合性がとれないので無理だと思うが。もうちょっと先では?

 片岡剛士さんもいま手元にある私との共著論説で、消費税増税の悪影響に対するために、日本銀行の政策変更を強く主張しています。総じて、現状の認識は厳しく、また早急な日本銀行のアクションを要求、予測しているのがわかると思います。