@hidetomitanaka: 永遠のアドバイザーとしての植民者、つまりはイギリスのインド統治の「永久化」の正統性の背景に、この愚民観がある。
2012-04-14 12:25:15 via web
@hidetomitanaka: で、ミルの英領インド史の特徴は、1)推測的歴史⇒仮説的演繹法としてリカードら今日の多くの経済モデルの在り方に影響。リカードの比較優位などその典型。2)一種の経済発展論だが、その中核に植民地政策不可避(賢者としての植民者、愚者としての被植民者)がある。制度改革でその愚者性払拭困難。
2012-04-14 12:23:13 via web
@hidetomitanaka: 新渡戸稲造の植民地政策の基礎は、アダム・スミスの植民地論の批判的検証による。ところで同じようにスミスの植民地論を推測的歴史の観点から再構成したのが、さきほどのミル。ちなみにリカード知ってるよね? そのリカードの師匠がこのミル。
2012-04-14 12:16:16 via web
@hidetomitanaka: 新渡戸稲造って知ってるよね? 彼はいわば日本の植民地政策のパパwみたいな存在。日本の農政学にも重要な位置をしてている。国際平和とか『武士道』だけではない。どのくらいのレベルかというと、河上肇や柳田國男が可愛いレベル。それくらいの博識をもった植民地政策や農政学論を展開できた。
2012-04-14 12:14:08 via web
@hidetomitanaka: オリエンタリズムがどうしたこうした、という若い論客がいるけど、ミルの『英領インド史』とか絶対読んでないよねw この『英領インド史』は推測的歴史という観点で書かれた、まあ、一歩間違えればファンタジーみたいな著作。日本の植民地政策にもかなりな影響を与えてるはず(誰も検証してないw
2012-04-14 12:12:16 via web
@hidetomitanaka: ジェイムズ・ミル(有名なJ.S.ミルのパパw)の『英領インド史』の初版はなかなかペーパーバックで手に入らない。後の版だと利用できる。オクスフォードが出したのをいまさら気が付いて注文したのが届いて、愕然w ペーパーバックなのに持ち運び不可能なほどのでかい判型ww.よく仕様みとけばw
2012-04-14 12:09:49 via web
@hidetomitanaka: “■[Twitterで経済]亡国の経済学&国際紛争能力の経済学” URL
@hidetomitanaka: 昨日も指摘したけど、日本銀行(政府も含む)の対中国との公的な金融政策の結びつきには、今後とくに注意が必要。個人的には安全保障マターだと理解している。日本銀行が日本国のガバナンスで特異かつ独立な地位にあるということは、そのまま一番もろい翼。
2012-04-14 11:45:25 via web